7月29日、電子商取引(EC)プラットフォームを手掛けるカナダのショッピファイ(Shopify Inc. NYSE: SHOP)が2020年4-6月期の決算を発表した。結果は売上高が前年同期比97%増のの7億1434万ドル(約750億円)と、ほぼ倍増。新型コロナウイルスの影響で、実店舗からネット通販への移行が進み、需要が急増したことが追い風となった。それにしても、ものすごい成長率である。

 ショッピファイはネット通販のノウハウのない企業向けに、ウェブサイト作成から商品の在庫管理や決済、配送までを独自のシステムで効率化し、導入企業は100万社を超える。オンラインショップの顧客を日本国内だけでなく、海外へも広げていきたい日本企業に特に引き合いがあり、弊社でも導入運営支援をしている。

 新型コロナに伴う外出制限や小売店の営業停止を受けて、ネット通販へのシフトが加速したことを受け、4~6月の新規導入件数は1~3月に比べて71%増えたという。実際、コロナ渦で弊社もそういった相談はいただいており、成長を感じるところがある。

 さらに、最終損益は3599万ドルの黒字(前年同期は2867万ドルの赤字)に転じ、19年10~12月期に記録した四半期ベースの過去最高益(77万ドル)を大幅に更新する決算であった。コロナ禍でネット通販の利用は急増し、取引総額も301億ドルと2.2倍にまで増えている。

 次に米国内での、マーケットポジションを見てみる。Eコマースの売上シェアにおいて、やはりAmazonが37.3%と圧倒的1位ではあるが、shopifyが5.9%の2位となっている。2018年が4.7%でeBay(6.8%)に次いで3位だったため、2019年でeBayを抜きシェアを伸ばしていることになる。まだまだAmazonが巨大ではあるが、モールで売るという方法から個々が自分のウェブサイトで売るという方へ少しずつ変わりだしていると感じる。

 GMV(取扱高)が前年同期比119%増の$301億ドルでRevenue(売上)が7億1434万ドルとなるので、収益率は2.37%とかなり低い。収益率の改善によっては、売上がさらに大きく成長する可能性もある。

 最後に、取扱高のコホートグラフ(濃い緑が2016年に獲得したオンラインショップからの売上高。)を見ると、毎年しっかりと売上を伸ばせていることもわかり、また起因する各オンラインショップのビジネスも成長していることがうかがえる。

 コロナのインパクトに目が行きがちになるが、出店店舗の取扱高の成長とあわせてじわじわとシェアを伸ばしているshopifyが日本でどう成長していくか引き続き注目していきたい。

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