やぁ、読者諸君。新型コロナや豪雨で大変な中、当記事を閲覧いただき至極恐悦である。

今回は、一般的に 5G と呼ばれている第5世代移動通信システムとその先の 6G について解説していこうと思う。

 

1. 移動通信システムとは。

5Gや6Gの話に移る前に、移動通信システムと呼ばれるものについて読者諸君はどの程度知っているだろうか。

移動通信システムは、国際電気通信連合(ITU)という機関が定める規格に準拠する無線通信システムのことである。一般的に4G(4th Generation)と呼ばれるものは、IMT-Advanced規格に準拠しており、同規格に適していると承認を受けた LTE-Advanced と WiMAX2 が該当する。尚、似たものに LTE と WiMAX があるが、これらは 3.9G 相当とされており、厳密には 4G ではないが、商業上 4G と呼ばれていることが多い。

 

2. 4G と 5G の性能差

まずは、2020年現在一般的に普及している4G の性能について振り返ってみる。

4Gは、理論最大通信速度が1Gbps(128MB/s)となっており、秒間128MBものデータ通信が可能となっている。とはいえ、あくまでも理論値であり、回線占有率やパケットサイズ、ルータ等中間機器の性能などの要因によって実質的な通信速度は低下する。

対して、5Gは、理論最大通信速度が20Gbps(2.5GB/s)となっており、4Gの20倍である。4G同様に回線占有率等々で実質的な通信速度は低下するが、それでも4Gと比べるまでもなく早いのである。

 

3. 5Gって本当に早いの?

さて、前章で 5G は早いと述べたが、これはあくまでも「理論値」である。

筆者としては、現時点では4Gも5Gも速度差はそこまでないと考えている。

理由としては、基地局などのネットワーク性能が限界に来ているからである。どれだけ早い無線通信があっても基地局などで通信が待たされていれば意味がないのである。

現在、家庭用ネットワーク回線は1Gbps線で接続し、基地局などへは10Gbps~100Gbps線などで接続されている。一般利用できない学術系ネットワークでも200Gbpsである。

そのため、単純計算ではあるが、4G 1回線あたり10~100人の接続で飽和してしまう。飽和した後の接続は待たされることとなる。これにより1Gbps の理論最大通信速度であっても100Mbps 程度しか通信できないといった状態になったりもする。

つまり、いくら最大通信速度を上げても基地局やサーバまでのネットワークが細いと意味がないのである。これは、3Gから4Gへ移行した経験がある読者にはわかりやすいかもしれない。「早くなったような気がしないでもない」という程度だったのではないだろうか。

 

もちろん各キャリアは基地局を増やしたり回線を太くしたりしているが、それでも現状フリーズが発生したり通信が切断されたりといった事象が後を絶たない。5Gを最大限有効活用するためには、ネットワークの増強のほか、端末やサーバなども増強する必要があり、それらはすぐには対応できないものばかりである。

そのため、5Gを利用してみた読者は「あれ?あんまり変わらないぞ?」と実感しているのではないだろうか。

 

4. 第6世代移動通信システム(6G)

さて、長々と解説してきた5Gもあまり有効活用できていないと認識したところで、6Gの話である。

6G は、Beyond 5G とも呼ばれており、伝送速度が100Gbps~1Tbps と、5Gと比べても5~50倍のモンスタークラスである。遅延も1ms~0.1msで検討されており、宇宙を含む空や深海などでの利用を想定しているようである。

国際的に2030年の実用化を目指して各国による研究開発が進められており、日本でも経済産業省を筆頭に推進している。

6Gの利活用先として期待されているマイクロソフトが開発中の Holoportation では、遠隔地から 3D ホログラムで対話可能になるなど、SFのような世界が身近に迫っている。

 

5. さいごに

5Gや6Gが普及していく未来は、膨大な情報量をリアルタイムで遅延なく通信できるようになっていくのだろう。それはつまり、今まで不可能であったものが可能になっていくということである。特に情報連携が必要な分野やフレームレートを気にする分野においては成長が著しく感じられると思う。

多くの会社が技術からサービスの提供へ舵を切っているが、今こそ最新技術に目を向けるべきではないだろうか。変化はビジネスチャンスであり、革新的な技術は誰でも一線級になれるチャンスである。

読者諸君も筆者と一緒に更なる高みを目指して技術を磨こうではないか。

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